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2008/12/17

『新 西遊記』

20081217book 12月17日、読了です。
作者は陳舜臣。

「西遊記」――架空のお話
「大唐西域記」――三蔵法師のモデルになった玄奘のお話、かなり昔の実在の人物
「新 西遊記」――陳舜臣の西域紀行、現代

3つのお話が混ざり合いながら展開します。
玄奘さんの足取りを辿って著者は旅をしますが、まるで、孫悟空や猪八戒、沙悟浄、三蔵法師、白馬と一緒に旅をしているような感じです。
西遊記の話しだけでなく、興味深いネタも各所に散らばっています。
例えば・・・

●“へぇ~”ってなこと・・・
虎は皇帝のいる場所に住む動物なんだそうです。
ということで、鄭成功が台湾で政権を握ったとき、もともと台湾には虎はいなかったのに、わざわざ大陸からつれてきたんだそうです。
このあたりの話し、さすが陳舜臣です!

●“そんなっっっ”ってなこと・・・
曹操は一本眉(!?)だったんだそうです。
許せません!!

●“そっかぁ~”ってなこと
大陸の北は馬の文化圏、南は船の文化圏。
だから、馬に乗ってる曹操がいるのは北の辺り。
船に乗ってる孫権は南の辺り。
赤壁は、北の曹操が南へ侵略するストーリーということ。
なんですね!

●“おぉっっっ”ってなこと
屈支国の東にある竜池の竜が雌馬に生ませた子が「竜駒」で、竜駒の子(竜の孫)が、血のような汗を流すので「汗血馬」っていうらしい。
これって「赤兎馬」じゃん!
烏丸族ですかね、呂布ですかね!
っていうか、「赤兎馬」「汗血馬」って“カバ”じゃんけ!?

などなど。
「西遊記」だけでなく、いろいろ個人的な楽しみの多い1冊でした☆

  

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コメント

日向さんこんにちは!
今度は陳舜臣ですか!
幅広いですね。
三國志→陳舜臣とくれば、次は『曹操』か『諸葛孔明』でしょうか!
どちらも面白いですよ。
深い洞察力とぶれのない歴史観、卓越した文章力が陳舜臣の魅力ですね!

投稿: 本の虫 | 2008/12/18 13:37

本の虫さんこんにちは!
そうなんです!
次は、『諸葛孔明』が気になっています。
ただ、わたくしヒーロー好きなもので、格好良く描いてほしいんです・・・。
陳舜臣の『諸葛孔明』はどうなんでしょうか?

投稿: 日向 | 2008/12/18 16:24

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